メルカリで購入した商品は、説明と違う商品が届いたり、破損・不具合があったりした場合、出品者と相談して返品・取引キャンセルを進められます。
ただし、「思っていたイメージと違う」「不要になった」などの購入者都合では、原則返品できません。
また、返品したいときは受取評価をしないことが重要で、取引完了後は通常のキャンセル手続きができなくなります。
今回は、メルカリで返品できる条件、キャンセル・返金の手順、2026年から利用できる無料の匿名返品サービスを解説します。
この記事のポイント
- 説明と異なる商品・破損・偽物などは受取評価前に出品者へ連絡
- 購入者都合の返品は原則不可、双方が合意した場合は対応可能
- 2026年3月開始の「匿名返品」は対象のメルカリ便取引なら送料0円
- 返品完了後の返金先はカード・残高・コンビニ払いなど決済方法で異なる
メルカリは返品できる?理由別の対応一覧

メルカリでは商品の不備がある場合と、購入者の都合による場合で返品の扱いが変わります。
| 返品したい理由 | 返品・キャンセルの扱い |
|---|---|
| 商品説明にない傷・汚れ・破損 | 出品者と相談し、合意のうえ返品・キャンセルを進める |
| 説明と異なるサイズ・色・商品が届いた | 相違点を伝えて出品者と対応を相談 |
| 偽物・非正規品の疑い | 受取評価をせず、出品者や事務局に相談 |
| イメージと違う・不要になった | 原則返品不可。出品者と合意できた場合は別 |
| わずかな実寸の誤差・想定内の使用感 | 購入者都合と判断される場合がある |
| 受取評価後に取引が完了した | 通常の取引キャンセルは不可 |
「返品不可」と商品説明に書かれていても、説明にない重大な不具合などがあれば問題の内容を確認し、公式の手順で対応を求められます。
一方、サイズが少し違う・においが気になるなどは、出品者の説明内容や商品の状態によって判断が分かれます。
商品に不備がある場合も、出品者に連絡せず一方的に返送するのは避けてください。
届いた商品に問題があったら?受取評価前にすること

購入した商品が説明と違うときは、まず写真や商品説明を見比べ、問題がある箇所を記録します。
傷・破損・商品の違いが分かる写真を残し、受取評価をせず取引メッセージで状況を伝えるのが基本です。
- 商品説明・掲載写真と違う箇所を確認する
- 届いた商品の状態、外箱、付属品などを写真に残す
- 取引メッセージで具体的な問題と返品の希望を伝える
- 返品するか、一部返金で解決するかを双方で相談する
返品に合意したら、返送方法・送料負担・キャンセル申請の内容を確認してください。
到着した商品は返送前に勝手に処分・加工・使用しないようにし、出品者とのやりとりが終わるまで保管しましょう。
受取評価をして双方の評価が終わると取引完了になるため、返品できる状態か確認するまで評価は押さないでくださいね。
メルカリの返品・取引キャンセル手順|申請から返金まで
返品を伴う場合は、まず双方で合意したうえで、メルカリ公式のキャンセル申請フォームを利用します。
公式の返品手順では、出品者がキャンセル申請し、購入者が内容に同意して返送する流れが案内されています。
- 取引メッセージで返品すること・返送方法を合意する
- 出品者が取引画面の「この取引をキャンセルする」を開く
- キャンセル理由と返品方法を選び、申請を送信する
- 購入者が申請内容と返品方法を確認して「同意する」を選ぶ
- 購入者が指定された方法で商品を返送する
- 出品者が受領後「返送された商品を受け取った」を押す
- キャンセルが成立し、購入時の支払い方法に応じて返金される
返品をしない場合は双方の同意を前提に、キャンセル申請で「返品しない」を選びます。
「無料で匿名返品」「返品する」を選んだ場合は、相手が申請に同意した時点では返金が確定しません。
返送品を出品者が確認し、取引画面で受け取りを完了してからキャンセルが成立します。
キャンセル申請を受けた側が24時間応答しない場合、原則申請は自動で取り下げられます。
ただし、出品者が「返品しない」を選んで申請した場合は、24時間応答がないと自動成立する例外があるため、申請内容をよく確認してください。
2026年3月開始!無料の「匿名返品サービス」とは?

メルカリでは2026年3月2日から、対象の取引で匿名返品サービスを順次提供しています。
購入者と出品者が互いの氏名・住所・電話番号を取引メッセージで伝えることなく、返品時の送料0円で商品を返せるサービスです。
匿名返品を利用できるのは、元の発送に以下の配送方法が使われていた取引です。
| 元の配送方法 | 匿名返品の対象 |
|---|---|
| らくらくメルカリ便 | 対象 |
| ゆうゆうメルカリ便 | 対象 |
| エコメルカリ便 | 対象 |
| 普通郵便・レターパックなど | 対象外 |
| 梱包・発送たのメル便 | 対象外 |
| メルカリShopsの商品 | 対象外 |
利用するには、キャンセル申請で「無料で匿名返品」を選び、相手がその方法に同意することが必要です。
アプリから申請する場合は、匿名返品に対応した最新バージョンへ更新してください。
元の商品をゆうゆうメルカリ便で受け取った場合でも、匿名返品の返送は「返品くん」の案内に従ってヤマト運輸の窓口などから行います。
匿名返品のやり方|「返品くん」でQRコードを発行

匿名返品では、メルカリと提携する「返品くん」というサービスで返送手続きを行います。
出品者・購入者の双方が返品先・返品元の情報を登録してから、発送用の2次元コードが発行されます。
- 取引メッセージで返品に合意し、申請で「無料で匿名返品」を選択する
- 購入者が取引画面の「返品元住所を入力する」から「返品くん」を開く
- 同意事項・商品情報・発送者情報を確認して登録する
- 出品者も「返品先住所を入力する」から返送先を登録する
- 「商品を発送してください」の表示後、2次元コードを発行する
- 商品を梱包してセブンイレブン・ファミリーマート・ヤマト運輸営業所から返送する
- 出品者が商品を受け取り、キャンセル完了の操作をする
対応する持ち込み場所はセブンイレブン・ファミリーマート・ヤマト運輸営業所で、集荷には対応していません。
匿名返品はキャンセル申請の承諾後3日以内を目安に進め、時間がかかる場合は取引メッセージで連絡してください。
「返品くん」の手続き画面は承諾から10日間有効で、期限切れでエラーが出た場合はメルカリ取引画面から開き直せます。
返品くんからの通知は登録したメールアドレス宛てに届き、メルカリアプリのお知らせには表示されない点にも注意してください。
匿名返品を使えない場合の送料は誰が負担する?
匿名返品サービスの対象外だった場合、返送に使う配送方法と送料の負担は出品者・購入者が相談して決めます。
元の発送がメルカリ便でも、通常のらくらく・ゆうゆうメルカリ便を返品用の送料として使うことはできません。
匿名返品を使わない場合は、出品者に返送先住所を確認して追跡番号のある配送方法で返してください。
送料をどちらが支払うか、元払い・着払いのどちらを使うかも発送前に決めておきましょう。
返送後は追跡番号を取引メッセージで伝え、配送伝票の控えはキャンセル完了まで保管してくださいね。
キャンセル後の返金はいつ?支払い方法別の返金先
返品が必要な取引では、商品の返送と出品者の受取確認を経てキャンセルが成立してから、返金処理が進みます。
返金先と反映時期は支払い方法によって違います。
| 支払い方法 | 返金先・時期の目安 |
|---|---|
| メルペイ残高・メルカリポイント | キャンセルと同時に元の残高・ポイントへ返還 |
| コンビニ・ATM払い | 支払済みの商品代金と決済手数料をキャンセルと同時にメルペイ残高等へ返金 |
| クレジットカード | キャンセル時にカード会社へ取消し処理。明細反映・返金はカード会社次第 |
| メルペイのクレジット | 清算前は請求・利用枠を調整。清算後はメルペイ残高へ返金 |
| キャリア決済 | 携帯会社経由の請求取消し・返金、またはメルカリ残高へ返金 |
コンビニ払いの代金は店頭のレジで現金返却されるわけではなく、メルカリの残高に戻る仕組みです。
クレジットカードはキャンセルが成立しても、カード会社の締め日によって翌月以降に返金が反映される場合があります。
メルカリポイントの有効期限が取引中に切れた場合、返還後は原則キャンセル日から5日間有効期限が延長されます。
ただし、期限切れのdポイントは返還されないため、利用したポイントの種類も確認してください。
支払い方法ごとの正確な返金状況は、メルカリの残高履歴・ポイント履歴、またはカード会社の利用明細で確認しましょう。
出品者と連絡がつかない・返品を拒否された場合の対処法
商品の不備について出品者から返事がない場合は、まず取引メッセージで問題を具体的に伝えてください。
メルカリ公式ヘルプでは、返事がない場合は24時間程度待ち、それでも解決しなければ事務局へ相談するよう案内しています。
商品説明との違いが分かる画像を用意し、取引画面からメルカリ公式のトラブル案内に沿ってお問い合わせください。
事務局による補償の判断には条件があり、商品の到着後14日以内などの申告期限が設けられています。
「全額補償サポート」の条件は?
全額補償サポートは、メルカリ便の利用、アプリでの本人確認、ルールの順守など5つの条件をすべて満たした取引が対象です。
申請期限は配達完了日の翌日から14日以内で、審査により適用可否が決まります。
補償対象となる場合も、事務局が指定する商品回収センターへの送付を求められることがあります。
全額補償と通常の返品・キャンセルは手続きが異なるため、事務局から案内が来た場合は指示に従ってください。
「14日」は通常のすべての返品に共通する期限ではなく、事務局の補償サポートを受ける際の重要な条件です。
よくある疑問|受取評価後の返品・一部返金・メルカリShops
受取評価後でもキャンセルできる?
購入者と出品者の評価が終わり取引完了した後は、通常のキャンセルができません。
評価を間違えて押した場合でも元に戻せないため、問題がある場合は評価前にメッセージで相談してください。
返品せず一部返金してもらえる?
商品を手元に残す場合、双方が具体的な返金額に合意すれば、事務局を通じて販売利益の一部を返金できる場合があります。
取引メッセージに「○○円」と金額を明示し、評価せずに一部返金の公式ガイドから手続きを確認してください。
メルカリShopsの商品も匿名返品できる?
メルカリShopsの商品は匿名返品サービスと全額補償サポートの対象外です。
ショップごとに設定された返品特約を確認し、注文したショップに直接相談してください。
まとめ|返品は受取評価前に相談し、匿名返品と返金条件を確認
メルカリでは、説明と異なる商品や破損した商品が届いた場合、双方で相談のうえ返品・取引キャンセルを進められます。
一方、イメージ違いなどの購入者都合では原則返品できず、受取評価後に取引が完了するとキャンセルできません。
2026年3月から利用できる匿名返品は、元の発送が対象のメルカリ便で、双方が合意した場合に送料0円で利用可能です。